メトホルミン薬の特徴・効果・効能・副作用

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血糖値を下げるメトホルミンの特徴・効果・効能・副作用

 

メトホルミンはビグアナイド薬系の血糖値を下げる効果のある、糖尿病患者の治療に用いる薬剤です。


 

働きとしては、インスリン分泌を促進させるのとは違い、インスリンを効きやすくする効果があります。

 

以前に、乳酸アシドーシスを起す副作用があると使用を控えていた時期もありましたが、現在はその効果が見直されていて、多用される薬剤の一種です。

 

糖尿病は、膵臓から分泌されるインスリンというホルモンの一種で血糖を調節しきれなくなり、血糖値が上がってしまうために起こります。メトホルミンは、その血糖を下げる働きを持ち、また、インスリンの働きを促進して、肝臓での糖の生成(糖新生)を抑える働きをします。

 

特に、インスリン非依存型のU型糖尿病で、肥満を持つ患者に向いていると言われ、血中コレステロールや中性脂肪の低減にも効果が期待できます。

 

ビグアナイド系の薬剤の中でも、副作用の乳酸アシドーシスの発症は一番少ないと言われています。日本では、2010年にメトグルコ錠が新薬として承認され、その時には海外での使用実績をもとに従来の用量が大きく見直されて高用量処方が可能になりました。

 

それ以前は、1日最大750mgでしたが、750〜1500mg、最大でも2250mgの処方が可能になり、食後と食直前服用します。

 

 

効能

  • 肝臓での糖新生抑制
  • 筋肉や脂肪組織など末梢での糖分の利用を促進
  • 小腸での糖吸収抑制

 

 

用法

一般的には、成人はメトホルミン塩酸塩として500mg/日から開始し、1日2〜3回に分けて食後に服用する。その後は、観察しながら750〜1500mg/日を患者の状態により増減させます。

 

一日の最大服用量は2250mgとなっています。
10歳以上の小児の場合は、500mgから開始し、最高服用量は2000mgまでとなっている。

 

 

副作用

比較的よく見られる副作用としては、下痢吐き気食欲不振腹痛発疹かゆみなどです。

 

このような副作用がある場合には脱水症状を起しやすいため、乳酸アシドーシスを起す場合もあり、この傾向がみられた場合には、すぐ医師と連絡をとって服用の継続可否を確認しましょう。

 

乳酸アシドーシスとは、メトホルミン特有の副作用で、血液中に乳酸が過剰に溜まり腎臓病や肝臓病、心臓病などの持病のある人、体の弱っている人、高齢の人、脱水症状の人などに、けん怠感筋肉痛息苦しさなどを起し、ひどい時には昏睡を起す場合もあります。

 

それ以外にも、必要以上に血糖値が下がる低血糖を起す場合もあります。血糖値が50r/dl以下の低血糖になると、震え、寒気、動悸、冷や汗、強い空腹感、頭痛、目のチラつき、イライラ、眠気、ぼんやり感、痙攣、異常な言動、昏睡などを起します。

 

肝臓に重い症状を起こす場合、皮膚や白目が黄色くなる黄疸尿が茶褐色になったり、横紋筋融解症で手足に力が入らなくなったり筋肉痛歩行困難になったり、赤褐色の尿がでることもあります。

糖尿病予備群にもメトホルミンは効果がある

メトホルミンは安価で広く処方されている糖尿病治療薬で、1990年代の研究で、驚くべきことに、糖尿病を発症するリスクの高い糖尿病予備群や、1型糖尿病患者にも高いな効果があるとされています。
メトホルミンには、がんの発症を抑えたりする効果や、心臓血管疾患を抑える効果も報告されていましたが、驚くべき事に、糖尿病予備軍が疾患を発症する可能性も減らせることも示されたと言います。
当然、この治療薬によって2型糖尿病を治せると言うわけではありません。病気が進行してしまえば、もっと積極的な治療に切り替える必要が出てきます。

 

「糖尿病は、発症すると、統計的には平均寿命が8年ほど短くなる。糖尿病の改善のためには、肥満体型を改善し、適正な体重を維持すること、そして適度な運動をて続けることである」(談;カーディフ大学医学部のクレイグ カリー教授)。

 

 2型糖尿病は、アメリカの成人の約8%が発症しており、、イギリスの成人でも6%が発症している、もっとも患者数の多い慢性疾患です。今後研究チームは、メトホルミンを服用する患者に対し、どのような治療法を行うと、平均寿命を健康的なヒトの平均に近づけられるかの研究を予定しています。

管理人が自力で血糖値285を136にしました。



 

しっかり意識してやれば、血糖値を下げることは可能です。

下げてしまってから、それを維持することも忘れずに!

私が意識してやっていることをお伝えします。

一助になれば幸いです。

血糖値285を136に下げる。あなたにもできる方法

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