血糖値を下げるスルホニル尿素薬の特徴・効果・効能・副作用
スルホニル尿素薬は服用する経口血糖降下薬の中では最強の薬で、世界の中でもビグアナイド薬とともに糖尿病の基本薬です。
スルホニル尿素薬は、第二次世界大戦の頃の感染症治療薬の副作用として、重篤な低血糖による昏睡が確認されたのをきっかけに発見されました。
そして1955年〜56年に第1世代のスルホニル尿素薬と言われる抗菌作用はなく血糖降下効果のあるカルブタミドとトルブタミドが作られ、1970年以降には第2世代のグリベンクラミド、グリクラジド、1990年代には第3世代のグリメピリドが開発されました。
長い間使用されてきているスルホニル尿素薬ですが、低血糖以外大きな副作用は見当たりません。
ただ、スルホニル尿素薬の服用を続けていると、当初から効きが悪い一次無効意外に、薬の効果が徐々に弱くなってくる二次無効と呼ばれる状態が起こります。
二次無効の際には、他の飲み薬との併用やインスリン療法などを合わせて考えるなどの策がとられます。
効能
スルホニル尿素薬は、膵臓でインスリンを少しでも分泌できている人やインスリンの働きが弱くなっている人に処方される、膵臓のインスリン分泌を制御するβ細胞に作用して、インスリンの分泌を促す薬です。
腸から吸収されて、膵臓のβ細胞に作用して、インスリンの働きを活性化させ、ブドウ糖の代謝を促進し、また肝臓での糖新生を抑えます。
服用は、食前や食後など血糖値が上昇しやすいタイミングとし、その効果は6〜24時間継続できます。
他の薬と大きな違いは、少しでも薬の薬効が残っていればインスリンの分泌を促してくれるということです。
ですから、高血糖であろうと低血糖であろうとインスリン分泌を促すので、効果が強い代わりに、使い方によっては低血糖を起しやすくなります。
スルホニル尿素が効かなくなる二次無効の原因は、血糖コントロールが十分に行われないためにβ細胞が減少、食事療法・運動療法が不十分、薬への感受性の低下が考えられます。
その場合には、他の薬剤などとの併用やインスリン療法を行ないますが、二次無効に見えて食事療法や運動療法が不十分であることから効き目が低下していることもありますので、二次無効が疑われるときには、食事療法や運動療法も見直すことが必要です。
副作用
低血糖や体重増加、膵臓の疲弊による二次無効などがあります。
SU薬は、主にすい臓に働きかけることでインスリンの分泌を促し、血糖値を下げる薬品です。古くから用いられている薬品で、種類が豊富で、それぞれ作用時間の長さなどが少しずつ異なるのが特徴です。
SU薬のインスリン分泌刺激作用は、食事などでの血糖値上昇に対する反応性というものは持っていません。そのため、1日の血糖値を平均的に下げることになります。そうすることにより空腹時の血糖値が改善しますが、一方で食後に高くなる血糖値に狙いを定め、それを効率よく下げる効果としては限られてしまいます。
管理人が自力で血糖値285を136にしました。
下げてしまってから、それを維持することも忘れずに!
私が意識してやっていることをお伝えします。
一助になれば幸いです。

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