血糖値を下げる配合剤の特徴・効果・効能・副作用
配合剤とは、何種類かのお薬の成分をひとつの薬の中に含ませた医薬品で、飲み薬、目薬、吸入薬などがあります。
組み合わされている成分は、似た効果を持ったもの同士や、異なる効果を持ったものなど様々です。
単一の成分よりも、複数を合わせることで効果を高めたり、副作用を抑えたりすることが可能です。
病院を受診した時に、「この薬は胃を荒らすから、もう一つ別の薬を出しておきますね」なんて言われたことありませんか?
配合剤は、このように他の薬と組み合わせて処方されることが多い場合に、単独で処方できるような薬として販売されることがあります。
また、医師にとっても、複数の薬を処方することで、その薬の組み合わせに問題が無いかを確認するリスクも軽減されますので重宝されます。
製薬会社にとっても、医師が使い易ければ販売量が増やせるというメリットもありますし、臨床試験も小規模や限定的な試験で済むため、新規の薬剤の開発に比較しても低コストでの開発ができるメリットもあります。
ジェネリック対策としても、新規の配合剤は新しい特許が認可されますから、単独での特許が切れても新たな保護期間を設定することができ、ジェネリックメーカーを気にせず、当初のコストの回収効果を高めるメリットがあるのです。
患者の側にとっては、配合剤の方が単独で服用するより、コストの面でも、飲み忘れなどの服用ミスも防げますし、配合剤の中には、高齢者にとって嬉しい、副作用を抑え、かつ、作用も優しく穏やかにしたような安全性が高くなるものもあります。
最近では、2011年7月1日に、糖尿病治療薬の「リオベル配合錠LD/配合錠HD」が製造の承認を受けています。
最近では、降圧薬や糖尿病薬の配合剤の開発が相次いでいますが、リオベルは2010年7月発売のメタクト(ピオグリタゾン塩酸塩、メトホルミン塩酸塩)、2011年6月発売のソニアス(ピオグリタゾン塩酸塩、グリメピリド塩酸塩)に次いで3番目の糖尿病治療のための配合剤です。
これらの配合剤では、各々の単独の薬剤を服用するより、服用する錠数や回数を減らすことができ、服薬についての精度の向上が期待できるようになりました。
効果
配合剤の例としては、
- パーキンソン治療:有効成分が脳に達するまで分解されないように、分解を阻害する成分との配合をすることで、効果を4〜5倍にすることができました。
- 高血圧と高コレステロール血症治療:複数の関連する疾患に対し、両方の治療薬を配合剤とし、心血管疾患全体の発症リスクを抑えることができるようになりました。
なお、このような複数疾患の治療薬の組み合わせの場合には、処方の柔軟性を向上させるため、配合比を変えた複数の配合剤が販売されていることもあります。
副作用
配合剤にも、デメリットもあります。
単独で服用するより効果が弱いことがほとんどで、症状の改善の程度は弱くなります。
配合剤に含まれる成分は、一定の割合の配合になっているため、処方の自由度が低く、特定の成分のみを増やすことができにくくなってしまいます。
また、副作用が発現した場合でも、どの成分が原因なのか、あるいは、相互作用によるものなのか、原因特定が難しくなります。
管理人が自力で血糖値285を136にしました。
下げてしまってから、それを維持することも忘れずに!
私が意識してやっていることをお伝えします。
一助になれば幸いです。

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