血糖値を下げるインスリンの特徴・効果・効能・副作用
糖尿病で、必ずインスリン注射が必要なT型糖尿病の方や、糖尿病昏睡や重症感染症の人、経口薬での血糖値コントロールができない方は、インスリンによる血糖値コントロールを行います。
インスリンには、その効果が現れるスピードによって、超速効型、速効型、中間型、持効型、混合型(超速効型あるいは速効型と中間型の混合)という種類に分けられます。
※インスリンの特性を理解していないと、血糖のピークとインスリンの最大作用時間に差が出た場合には、低血糖などを起こすリスクもありますので注意が必要です。
また、それ以外にも、運動やインスリン注射を行なう部位によっても差が出ることがありますので、特性を十分に理解して使用しましょう。
これらのインスリンは、患者の症状によってインスリンの量やタイミングを変える必要があり、必要に応じて各種のインスリンを単独もしくは組み合わせて使用します。
基礎分泌と追加分泌を適宜補う方法を強化インスリン療法といい、インスリン療法が必要な全ての患者に用いられる療法で、1日に何度も注射をすることもあります。
いずれも患者自身が、自分で血糖値をチェックして医師の指示に従った範囲内でインスリンの投与量を調節する方法をとります。
ただし、血糖値の正常値に近づけようとすればするほど低血糖になるリスクが高まるため、治療への理解を十分に高めて実施することが必要です。
患者の中には、一日数度の注射が難しい場合もあり、その際は混合型や中間型を1日1〜2回投与する方法をとる場合もありますが、経口血糖降下薬との組み合わせなど、多様な使い方の中から選択することになります。
また、インスリン投与に用いられる注射針にも様々な種類があり、太さや長さが異なります。
細い針ほど痛みが少ないのですが、皮下脂肪の厚さや、投与するインスリンの量、注射する部位によって長さが異なる場合もあり、自分の使用方法に合わせて針を選択します。
効能
注射で投与することで、高血糖の状態から、血糖値を下げる働きをし、血糖のコントロールを可能にします。
今日はお腹、明日は腕など注射する部を変えてしまうと、インスリンの吸収速度に差が出てしまうので、血糖のコントロールがしづらくなるため注意が必要です。
また、同じ部位にばかり注射をしていると注射部位とその周辺の皮下脂肪が変形する可能性もあるため、部位を決めたら2pくらいずつ注射場所を移していくことが必要です。
副作用
低血糖・・・発汗、不安、動悸、頻脈、生あくび、目のかすみ等の症状が現われることがあります。
低血糖だと思われるときには、すぐにブドウ糖やブドウ糖を含むジュース等を摂り、症状の改善がみられても早めに主治医にかかりましょう。
また、高血糖の人は、血糖値が70以上あっても、急激に血糖が下がることにより、低血糖の症状を起こすことがあります。
インスリン製剤の商品と特徴
インスリン製剤は、フレックスペン、フレックスタッチ:インスリン製剤と注入器が一体となったディスポーザブル(使い捨て)タイプが主流です。
@イノレット注入器一体型製剤で、「握りやすさ」「注入しやすさ」「単位目盛が見やすい」点がポイントで、握力、または視力が低下した方へは大きなメリットとなります。
Aペンフィルペン型注入器(ノボペン)と組み合わせて使用するタイプの、カートリッジ製剤です。
特徴として、
- 注入ボタンが軽いため、わずかな力で注入可能
- 注入単位設定時のクリック感やクリック音を強くし、視力が弱い方にとって確実な単位設定可能
- 注入完了時にはしっかりと「カチッ」とした音で認識可能
尚、他のインスリンとの識別をしやすくするため、カートリッジホルダーには色づけがされています。
管理人が自力で血糖値285を136にしました。
下げてしまってから、それを維持することも忘れずに!
私が意識してやっていることをお伝えします。
一助になれば幸いです。

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