エクサナチド(バイエッタ)の特徴・効果・効能・副作用

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血糖値を下げるエクサナチド(バイエッタ)の特徴・効果・効能・副作用

 

エクサナチド(バイエッタ)は、GLP-1受容体作動薬の一種で、2010年から発売されている血糖値を下げるための糖尿病治療の薬です。


 

 

食事をきっかけにインクレチンというホルモンの一つGLP-1というホルモンが分泌され、これにより血糖値を下げるインスリン分泌が促されます。
このGLP-1に注目して、服用や注射によって外部からこのGLP-1を補うことで血糖値を下げる効果を目的としています。

 

しかし、体内で分泌されるGLP-1は体内ですぐに分解されてしまうため、エクサナチド(バイエッタ)はGLP-1アナログ(似せたもの)として、作用は持ちながら体内で分解されにくい物質となった糖尿病治療薬です。

 

エクサナチド(バイエッタ)はトカゲの唾液から分離された物質で、私たちの身体の中のGLP-1と53%もの相同性を持ち、摂取した食物の胃からの排出スピードを抑えて食欲抑制をするため、食後の急激な血糖値の上昇を抑えます

 

血糖値の指標となるHbA1cの値の改善効果が強いのが特徴で、糖尿病治療薬にありがちな太りやすくなるという作用とは反対に体重減少効果も、臨床試験で確認されています。

 

 

効能

U型糖尿病による高血糖状態の改善
ただし、食事療法運動療法に加えてスルフォニル尿素薬を使用しても十分な効果が得られない場合に限り、使用します。

 

 

用法

成人には、エキセナチドとして、1日2回、1回5μgを朝、夕、食事前に皮下注射します。投与開始から1ヵ月以上の経過観察の後、状態に応じて1回10μgに増量が可能です。

 

 

副作用

スルフォニル尿素薬と併用する場合に、低血糖症状を起こす場合があります。また、腎不全の報告があるため、状態を観察しながら使用する必要があります。

 

また、稀ではありますが、急性膵炎を起こす場合があり、激しい腹痛や嘔吐などに注意をしてください。それ以外にもアナフィラキシー反応血管浮腫腸閉そく便秘腹部膨満感、などが現れる場合もあります。

 

 

バイエッタが向いている人

これらを踏まえて、バイエッタはどんな人に向いているかを考えてみますと、バイエッタの特徴が、

 

  • GLP1アナログ製剤に属する薬
  • インクレチンを増やすため、血糖を下げる安全性が高い
  • 単独での使用は低血糖が生じにくく、SU剤と併用するため低血糖に注意が必要
  • 血糖を下げる力は強力である
  • 自己注射剤なので投与時に痛みある
  • 投与初期に胃腸系の副作用が多い
  • 高価である
  • 1日2回注射しなければならない

 

というものです。

 

バイエッタだけでなく、GLP1アナログ製剤自体、血糖を下げる力がとても強力で、それでいて安全性が高いので、優秀な薬品です。

 

ただ、デメリットとしては、

 

  • 注射であって、しかも1日2回打たないといけない
  • 高い
  • SU剤でも効果が不十分である患者にしか使えない

 

という点が挙げられ、これらの理由からあまり多くは使われていません。

管理人が自力で血糖値285を136にしました。



 

しっかり意識してやれば、血糖値を下げることは可能です。

下げてしまってから、それを維持することも忘れずに!

私が意識してやっていることをお伝えします。

一助になれば幸いです。

血糖値285を136に下げる。あなたにもできる方法

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